開戸事変

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【感想】モンストの映画「ソラノカナタ」は何故ダメダメになってしまったのか?


画像参考:https://youtu.be/Nc-tuvPTFkU

モンストの映画、前作が思っていたよりも面白かったので、もしかすると今作も意外にいけるクチかと思いましたが全然ダメでした。いや、たしかに嫌な予感はしていたけど…まさかこれ程とは…

何がダメかって言ったら、もう何から話せばいいのか分からないくらい破茶滅茶過ぎてダメですね。久しぶりに駄作を見た感じがします。良いところはアクションシーンが激しかったくらい。そして俳優の窪田君の名演技が観れた点です。

というか前作の設定どこいった?もしかして全変えっすか?アニメ観てないから分からないけど、ここまで設定丸っきり変えるのはどうかと…こんなのポケモンで例えたらシリーズ変更の度に主人公とピカチュウ入れ替わるって事でしょう?要は来週からサトシじゃなくてシゲルが主人公になって相棒がイーブイってこと?

あ、意外とアリかも。

とか何とか言っていますが、最近のmixiはモンストに陰りありで他のゲームも調子良くないっぽいですし、今回の駄作映画は痛いですね。普通に前作を踏襲する形で良かったと思っていたのですが、アレじゃあダメなの?

ちなみに前作の感想はこちら。


『モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ』が、『mixi』による企業寄りの作品かと思ったけど普通に面白い!『ポケモン』に並ぶモンスター映画かも!! - 開戸事変


ヒラキドさん絶賛してますね。正直もう一回観たいくらい。


ということでバラバラ書いても仕方ないので今作モンスト映画「ソラノカナタ」の良いところ駄目なところをまとめてみました。ほぼ私見ですので参考程度に。


ソラノカナタ良いところ


画像参考:https://youtu.be/b11onNUQqsw

何だ…この言いにくい見出し。

とりあえず、こんな感じでいきます。しかし久しぶりに執筆に味が乗ってきました。まさか良い作品を褒めるより駄作を貶して褒める方が向いているとは…良いとは言いませんがハイ、どうぞ。


アクションシーンかもう、ガガガ、ガキーン!!


画像参考:https://youtu.be/b11onNUQqsw

まるで小学生のような拙い見出しですが、ハイ、もうアクションシーンが激しくてもう良かったです。

見ていて飽きないくらい激しいアクションシーン。もうガガガ!ガガガ!って感じです。なんと表現していいか分からないくらい、もう激しい戦闘シーン盛りだくさんでした。


キャラクターが無駄に美男美女


画像参考:https://youtu.be/b11onNUQqsw

キャラクターに美男美女が多いです。まぁ、普通といえば普通か。でも主人公の母親まで美人過ぎるとなんか…え?アリなの?とか思っちゃいますよね。あ、そういう意味じゃないですよ?

あと戦場で戦っているのに無駄にカッコいい服装しているのは何故?胸元開けるな、閉じろ!閉じろ!そこのオッさん!


武器が無駄にカッコいい


画像参考:https://youtu.be/b11onNUQqsw

普通に刀でいいでしょう…
変に凝った武器過ぎて中二病感がハンパないです。これは絶対中学生に狙った作品だなぁ、と思います。知らないけど。

銃も別に棺桶みたいな形にする必要ないでしょうよ…なんだよって、死神かよ。まぁ、カッコいいから別にいいけど。


CGがハンパない


画像参考:https://youtu.be/b11onNUQqsw

めっちゃゴリゴリのCGです。こんなにCG使い込むとは気合入れているなぁと感じました。モンストはアニメでもCG入れるので今作も結構乗ってんなぁと思います。

ただ所々にCG入れてないのは何故だろう。これ他のアニメでも疑問に感じるんですよね。もう少し頑張れよ、と思っちゃう。


窪田君の名演技


画像参考:https://youtu.be/Nc-tuvPTFkU

正直この名演技だけでお腹いっぱいです。というか1番の見所だと個人的には思ってます。あの自転車に乗ってチャリを全速疾走しているシーンは最高です。

もう全速疾走中は「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、アァァァァア!!!」って感じ。なんか別の映画観ているみたい。東京喰種とかデスノで名演技している窪田君が見えました。

にしても臨場感がハンパない。緊張感がヒシヒシと伝わってきます。さすが名役者!もうここだけメッチャ力入れたでしょう、という感じ。

「ソラノカナタ」を観る際には絶対にココだけは席を立つな!と思います。


ソラノカナタ駄目なところ


画像参考:https://youtu.be/Nc-tuvPTFkU

結論から言って良いところより駄目なところの方が多いです。だったらタイトルに「ダメダメ」とか書きませんよ!ではダメなところ行ってみよう!


無駄に影のある叔父さん

なんか途中から良い奴なのか悪い奴なのか分からなくなってきたキャラクターです。一応、主人公の保護者的な立場で親戚に当たり、政府の中でも高い位置にいる人物なのですが、まぁ分からない。

最初は主人公を心配している素振りで、主人公のおばあちゃんにも宙に浮いているアレに行っちゃった時に謝罪しているけど、その後仲の良い軍人さんに嵌めた的な話をすれば、途中から主人公をまた心配し始めるし…お前の本心何なんだよ、という感じです。

まぁ…多分良い人。主人公助けたし…うん、多分。


ほぼ要らないキャラの濃い軍人

無駄にキャラが濃いくせに何もやってない軍人。主人公の叔父さんと仲良く?喋るシーンが多い。叔父さんに対しては強気で当たってしまいには殴るけど、政府職員の方々には睨むだけ。なんか言えよ。

あとお前、眼とかどうした?無駄に変な伏線張るなよ、意味分からなくなるだろう…正直何故いるのか分からない軍人さんでした。てっきり軍を出動させてモンスターを蹴散らすとか言うのかと思ったけど違うし。


無駄に高技術・高戦略

日本政府が平気で異世界に転送するとか言っている…お前ら正気か?と言いたい。どうやって実現したんだよ進歩し過ぎでしょうよ。日本の科学は異世界転送を平気でやるような国なので安泰ですね。

あとこの異世界転送を使った高次元な高戦略も凄い。いや凄いように見えているだけで中身はからっきしだし、変な頭脳戦やっているようで「クッ!」で終わること多いし…なんか…色々な舞台裏を見せてくれました。


謎の急ぎ食い

主人公も胸開けオジサンが一緒に飯を食べるシーン。まるで初めて会ったとは思えない息ピッタリなくらいの早食い。もう少し落ち着いて食えよ…

ちなみに何故、突如として早食いをしたのかは謎。ある時突然に早食いを始めた2人。これが宙に浮いた東京のルールなのか…よく分からん。


無駄に寂しいシーン

主人公が浮いた東京に来て初めて会った敵がネズミみたいな奴。実際にモノホンのネズミも飼ってる。

で、なんだかんだあって踏み潰す。敵、ぺちゃんこ。無念なネズミ敵に、まるで飼い主を探し求めるようにその辺を探し回るモノホンのネズミ。「チュウチュウ、チュウチュウ」と。

それを遠くから見る悲しげな主人公の眼差しに、思わず涙を誘うシーンとか要らないから!!

いや敵だろ!命狙ってきただろ!おまけになんかキモかっただろ!あとネズミでいちいち情を向けるな!今は自分が助かったことを喜べよ!


主人公の使えなさがハンパない

いや当たり前といえば当たり前だけど使えなさがハンパないでしょう。お前なんで来たんだよ、という感じです。

後半から目覚めていきますが、目覚めていってもそこまで強くない。むしろ弱い。敵がウジャウジャいるところに無駄に飛び込んでいく。で、跳ね返される。他の味方の方が強い。うん、頑張れ。

というか、お前はエミヤくんか。


ヒロインが突如、主人公を刺す!

ロリコン歓喜の妹系ヒロインが、突如として主人公を後ろから刺す。え?なぜ今という感じ。

せめて刺すなら他のタイミングで刺せよ…主人公がボスキャラ挑むシーンで無駄に刺すと実はスパイじゃなかって勘ぐってしまうでしょうよ。まぁ、伏線っぽいのはあったけど。

おまけに刺した瞬間、ヒロインが謎の語りをし出す。もう闇が止まらないね!こんなブラックなヒロインだとは思いませんでした。しかもそれを見ていた別の青髪ヒロインは駆けつけるどころか見ているだけ。いや、助けろよ。

ちなみに後ろからぶっ刺されても主人公は生きています。さすが!


主人公、突如の中二病

このままじゃ終われない主人公。なんか色々とヤンベェ展開になり浮いている東京が消えてしまう自体になり主人公が覚醒。たしかに今のままだと主人公はスライムにも負けてしまいますから当然の覚醒。

かと思えば、なんか、えぇ、お前…お前それ絶対学校に行ったらバカにされる姿だぜ。コスプレやん。全然違くなってるやん。なんか…白くなりすぎて鎧みたいなのでダサっ。それで何かちょっとカッコいいことを青髪ヒロインに言うな、シラケるでしょうよ。

そんで猛スピードで空飛びますし。ようやくボス戦。ツッコミきれん…


主人公、突如の九尾化!

「九尾」ってナルトのね。ナルトの怒りが暴走すると九尾化して凶暴化する奴。

それが主人公も出来ちゃった!足と手で四つん這いになって顔も獣の顔へ。こわっ、主人公こわっ!

それも突然の九尾化。さっきの中二病化からの一転で九尾化。まさか、ここまでの重症だとは思っておりませんでした。

でも九尾化した主人公は青髪ヒロインの声で目覚めます。コレは流石にヤバイと思った主人公、意識を取り戻し元の中二病化へ。よかったよかった。良いのか知らないけど。


伏線どこいった?

あの、えっと…途中まで薄々あった伏線はどこ行ったのでしょうか…?物語終わりまで回収されていのですが、もしかして続編ある感じ?

あの黒いモヤモヤした物の原因とか、ラスボスの彼女的な存在については詳しく語られず仕舞い。おい、なんだよコレ…


無駄に怖い政府職員

ただ画面の奥からオッさんオバさん達が脅してくる光景…怖い、怖いよ日本政府の職員達。平気で宙に浮いている東京滅ぼそうとしているのだから。

コレで安心みたいな言い方するし…ヤバイよ、ヤバイよ。


【悲報】東京タワー、名前変更

みんなが大好きな東京タワーも、宙に浮いている東京にあります。そして色々あって名前が東京タワーでは無くなりました。なんでやねん。

経緯としてはモンスターが宙に浮いている東京の主導権握って、モンスターに尽くしてくれた人の名前をつけちゃえ!という事になった始末。自由だなぁ…


言わないようにしてたけど、やっぱり違和感ありまくりのモンスターがいる現実

当然だけど…モンスターが当たり前のように人と関わっていると違和感ハンパない。そもそもお前ら何処から来たの?

ちなみに違和感がハンパないモンスターは人型。人型と人が平気で喋るシーンを見ると、なんか、うーんという感じ。どう反応していいか迷っちゃう。

設定上仕方ないかもしれないけど、何だろう…前作より違和感を感じます。


CG使い過ぎて逆に白ける

いや、良いところって言ってたじゃないですかーー!!という声が聞こえそうなので弁解させて頂きますと、CGをめちゃくちゃ使っているのは確かに良いところに感じましたが、何だろう…使い過ぎて後半の生の絵をみたい感。

思わずラストのEDで感動。そうコレが見たかったんだよ!感。人の手の温かみ…とは言わないけど、こういうの欲しいよね。とは思いました。


「ソラノカナタ」まとめ


画像参考:https://youtu.be/Nc-tuvPTFkU

まぁ、俳優・女優・名声優とCGの無駄遣いが酷いっすね!

作品の「絵」自体には凄く凝っていて気合が感じられるけど、中身の「話」がズタボロ過ぎて悲惨に感じました。

それとやっぱり窪田君の演技が凄く良かった。コレだけでも観る価値は高かったなぁと思います。ただその分他のところで窪田君含め、他の女優、声優の方々の熱演が観ていてイタイタしく感じました。

なんか…前作がアレだけ良かったのに、アニメの雰囲気も変えて、設定も変えて、制作スタジオも変えての変えて尽くしは今作を見る限りマイナスじゃないでしょうか?

今回の出費はmixiにとって痛い出費になりましたが、これを機に次回作は面白い物を作って欲しいです。


以上!!


P.S.もう「はぁはぁはぁはぁ」が堪らなかった。グール感出てた。やっぱり流石と思ったぜ。

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