「流星のロックマン」続編作られないかな…
もう10年以上経過したから可能性薄いか。でも伏線があるっぽいし、けど「流星のロックマン3」で綺麗に完結したのも事実だし、それに稲船さんコンセプトって会社創業してCAPCOM退社しているし、「Mighty No. 9」はロックマンの代わりになってないし…色々ムズイ。
ただ前回の記事でも書いた通り2018年になって久しぶりに「サウンド BOX」が発売されたとなると期待しちゃうんだよな…どうにかならないかな?
2018年になってから「流星のロックマン」の商品が!!『流星のロックマン サウンドBOX』が発売されていた!! - 開戸事変
やっぱりファンの心残りを払拭させるCAPCOMの淡い思いか…にしても「流星のロックマン」のシリーズってどれだけ売上があったのでしょうか?そんなに売上が良くないと言われていますが、実際に調べてみました。はい。
「流星のロックマン」シリーズ売上
参考となる情報を検索から探してみると丁度いいのがありました。信用出来るかは不明ですが、これくらいしか無いので信じましょう。
参考
流星のロックマンシリーズ ソフト売り上げ一覧 - NAVER まとめ
・「流星のロックマン」シリーズ1の売上
約59万本
・「流星のロックマン」シリーズ2の売上
約29万本
・「流星のロックマン」シリーズ3の売上
約21万本
という感じです。シリーズが更新される度に売上が落ちているのが分かります。にしてもシリーズ1から2の落ち目がハンパないですね。約20万本差って…やはり「ムー大陸」という設定には無理があったか。
逆に2から3の売上は落ちていますが、1~2の売上よりも落ち目が低いです。ただ、やはりシリーズ1と比較すれば約38万本差ですね。これがシリーズを終わらせる決定打になったのか…ここが30万本だったら…
これは好成績?それとも悪い?
と言っても、この売上は低い方なのでしょうか?いくら売上がシリーズ更新ごとに低く落ちていってもシリーズ3までは20万本以上の売上があったという事ですよ?これって成績としては悪い?それとも低い?
2018年度のゲームソフト売上ランキング
「流星のロックマン」シリーズの売上が悪いかどうかは比較対象がなくては話になりません。ゲームソフトの売上ランキングに参考になる物がないか探したところ、気になる記事を見つけました。参考
ゲーム売上定点観測
これは細かくランキングされていて良い記事です!調べてみると1位の売上がCAPCOM!それもモンハンですね。やはりモンハンは強いか…
モンスターハンター:ワールド
販売本数:約195万本
わぁお…これは断トツ。100万本超えとは凄い。ただ1位以外にも優秀なゲームは沢山あります。
例えばメチャクチャ売れたと話題になっていたマーベルの新作「Marvel’s Spider-Man」の売上については…
Marvel’s Spider-Man
販売本数:約29万本
ほら!少なくとも「流星のロックマン」シリーズ1とシリーズ2とは互角かそれ以上の売上になっています。もちろんソフトやハード自体が違うので多少の誤差はあるかもしれませんが…
それに大手の任天堂からは
スーパー マリオパーティ
販売本数:約29万本
ドンキーコング トロピカルフリーズ
販売本数:約20万本
マリオ+ラビッツ キングダムバトル
販売本数:約20万本
という感じ。
他のヒット作には…
実況パワフルプロ野球2018
販売本数:約24万本
太鼓の達人 Nintendo Switchば〜じょん!
販売本数:約22万本
北斗が如く
販売本数:約17万本
真・三國無双8
販売本数:約17万本
あれれ?もしかして「流星のロックマン」ってそんなに悪い成績でもないのかも…??
ただ時代という要素もあります。現在2018年はスマホゲームの隆盛が極めて激しくソフトの売上が追いやられているのも事実です。そんな中でこれだけ売上を伸ばせているのは、ある意味凄いのかも。
なので出来るだけ近い時代のランキング情報を参考にしてみます。
当時のゲームソフト売上ランキングは?
流星のロックマンは2006年にシリーズ1作目、2007年にシリーズ2作目、2008年にシリーズ3作目が発売されました。年度ごとにトップのゲームと「流星のロックマン」に売上が近いゲームをまとめてみました。2006年の売上ランキング
2006年のゲームソフト売上ランキングは以下の記事を参考にしました。
参考
ゲームソフト年間売上ランキング2006(05/12/25〜06/12/31) - Game Compass
断トツは「ポケモン」ですね…100万本突破している…凄い。
ポケットモンスター ダイヤモンド/パール
販売本数:約430万本
他は任天堂が圧倒的に上位を占めています。強い。
Newスーパーマリオブラザーズ
販売本数:約382万本
もっと脳を鍛える大人のDSトレーニング
販売本数:約375万本
おいでよ どうぶつの森
販売本数:約250万本
英語が苦手な大人のDSトレーニング
販売本数:約153万本
マリオカートDS
販売本数:約112万本
いまさら人には聞けない大人の常識力トレーニングDS
販売本数:約92万本
テトリスDS
販売本数:約90万本
星のカービィ 参上!ドロッチェ団
販売本数:約70万本
今とは大分比較にはなりませんね…驚き。
「流星のロックマン」は2006年当時の売上本数は約59万本。これと接戦を繰り広げるのは…
ポケモンレンジャー
販売本数:約58万本
ジャンプアルティメットスターズ
販売本数:約55万本
モンスターハンター2
販売本数:約54万本
この頃はまだモンハンよりも「流星のロックマン」の方が売上としては良好だったそうですね。そしてここから結果的に逆転されていくのでしょう…
2007年の売上ランキング
2007年のゲームソフト売上ランキングは以下の記事を参考にしました。
参考
ゲームソフト年間売上ランキング2007(07/1/1〜07/12/30) - Game Compass
Wiiスポーツ
販売本数:約191万本
モンスターハンターポータブル2nd
販売本数:約150万本
はじめてのWii
販売本数:約150万本
ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊/闇の探検隊
販売本数:約125万本
マリオパーティDS
販売本数:約123万本
といった感じですね…やはり任天堂系が多く、100万本超えが多数。凄く強い。
対して、2007年の「流星のロックマン」シリーズ2の売上本数は約29万本。これに接戦を繰り広げたゲームソフトは以下の通り。
実況パワフルプロ野球14
販売本数:約27万本
ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争
販売本数:約27万本
太鼓の達人DS タッチでドコドン!
販売本数:約26万本
ドラゴンボールZ スパーキング!メテオ
販売本数:約26万本
キングダムハーツ2 ファイナルミックス+
販売本数:約25万本
こういった有名作ですね…あえて厳選しているところもありますが、意外と勝っていた部分も多かったのかも。
2008年の売上ランキング
2008年のゲームソフト売上ランキングは以下の記事を参考にしました。
参考
ゲームソフト年間売上ランキング2008(07/12/31〜08/12/28) - Game Compass
モンスターハンターポータブル2nd G
販売本数:約245万本
ポケットモンスター プラチナ
販売本数:約219万本
WiiFit
販売本数:約214万本
マリオカートWii
販売本数:約200万本
大乱闘スマッシュブラザーズX
販売本数:約174万本
リズム天国ゴールド
販売本数:約135万本
街へ行こうよ どうぶつの森
販売本数:約89万本
星のカービィ ウルトラスーパーデラックス
販売本数:約85万本
名作ばかりだ…そして遂にモンハンシリーズが100万本を超える大ヒット。任天堂系を抜かしての売上トップ。
一方「流星のロックマン」はシリーズ3で、売上本数は約21万本。大差が大きく開いていますね。これも流星のロックマンシリーズを継続させていくかの決め手になったのかもしれません。
ちなみに流星のロックマン3と接戦を繰り広げたのは以下の通り。
ぼくらはカセキホリダー
販売本数:約21万本
真・三國無双5 Special
販売本数:約20万本
ガンダム無双2
販売本数:約20万本
白騎士物語 -古の鼓動-
販売本数:約20万本
太鼓の達人DS タッチでドコドン!
販売本数:約20万本
という感じですね。20万本の売上本数でも名作はありますね。ただやはり、モンハンの売上が大きくなったのは「流星のロックマン」を続けていくか、行かないかで大きな切れ目になったのは事実でしょう。
「ロックマンエクゼ」シリーズと比較
結果的に比較してみて好成績なのか悪いのか…いまいちピンときませんが、前作シリーズの「ロックマンマンエクゼ」の売上本数はどうなのでしょうか?
探してみると参考になる記事がありましたので比較してみます。
参考
ロックマンエグゼシリーズ ソフト売り上げ一覧 - NAVER まとめ
バトルネットワーク ロックマンエグゼ
販売本数:約21万本
バトルネットワーク ロックマンエグゼ2
販売本数:約45万本
バトルネットワーク ロックマンエグゼ3
販売本数:約50万本
ロックマンエグゼ4
販売本数:約93万本
ロックマンエグゼ5
販売本数:約61万本
ロックマンエグゼ6
販売本数:約59万本
間にあるスピンオフシリーズなどは省きました。
売上を見てみると最初のソフトから4まで順調に売上を成長させていますね。5、6は売上が下がってしまいましたが、それでも50万本を超えています。
対して「流星のロックマン」は最初のシリーズこそ約59万本の売上を誇りながらも、2、3以降は下降線に行き、3に至ってはエグゼも含めると久しぶりの最低辺までの売上に落ち込みました。
これを見ると流星のロックマンが続かなかったのも、ある意味頷けます。
「流星のロックマン」は何故ダメだったのか?
「流星のロックマン」は年度ごとの他のゲームソフトと比較しても、それなりの好成績は保っていました。しかしシリーズを更新するごとに売上は減少していき、エグゼと比較すると、その売上は大きく落ち込んでいます。
また、ほぼ同時期に発売されたモンハンシリーズの売上が大きく成長。売上に大きく貢献しないロックマンシリーズよりも、モンハンの方がCAPCOMにとって惹かれる要因が大きかったのも事実です。
たしかに、「流星のロックマン」をあのまま続けていてもCAPCOMにとってはまぁまぁの売上は見込めたでしょう。
しかし企業としては売上を維持するよりも、そのゲームソフトの売上の成長率を気にするはずです。徐々に売上が下がるゲームソフトに、わざわざ企業としてお金を投資するのは利益の上げ方として正しい選択ではありません。
ましてや稲船さんというカリスマが去った今、ロックマンシリーズに執着するより大きな売上を稼ぐモンハンにリソースを割いた方が企業としてはずっと効率が良いいです。育たない苗は先に刈っておくのは、何も農業だけの知恵ではありません。
ただロックマンシリーズは根強いファンがいるため「保険」としては残しているのでしょう。そのため定期的にファンを喚起させる材料を投下させています。最近だと「流星のロックマン サウンドBOX」がそれです。
2018年になってから「流星のロックマン」の商品が!!『流星のロックマン サウンドBOX』が発売されていた!! - 開戸事変
この保険というのは万が一の命綱のような物です。例えばCAPCOMの大きな柱になっているモンハンの人気が不調など、CAPCOMの進退にとって重要な場面に出くわした際の奥の手のような物です。
特にロックマンは知らない人がいない程に有名なブランド。太い命綱には持ってこいです。
ただ昨今の方針としてはCAPCOM側はロックマンシリーズにも期待感を示しており、やはり創業時からのシリーズという事でまた力を注いでいくことも無きにしもあらず?とも思えます。
最近ロックマンのハリウッド化も決まり、ゲームも新作が登場していますからね。今後ロックマンシリーズに力を注ぎ、派生作品も多く誕生するかもしれません。
「ロックマン」初のハリウッド実写映画化!カプコンが発表 - シネマトゥデイ
ただ、その動きが「流星のロックマン4」を誕生させるかは分かりません。何せ10年以上経過しており、今やDSよりもSwitchにハードが傾きつつあります。
「流星のロックマン4」は期待していいか?
微妙です…期待はしていますが、時間が経ち過ぎた。そして稲船さんが去ったことは大きい。
期待感が持てる数字としては、最初の方で取り上げた2018年度ゲームソフト売上ランキング。トップでも2006年から2008年まで大きな売上本数を稼いでいません。やはりスマホなどの新興勢力に圧されている可能性が高いです。突破口として「流星のロックマン」の新作も投下する可能性も薄くはないかもしれません。
ただモンハンが好調なのに、わざわざロックマンシリーズを投下するのは意味不明ですが...
さらにCAPCOM側に復古の動きもあるような…無いような…「流星のロックマン」にどれ程大きな関心があるかは分かりませんが、もう毎日祈って夜空に流れ星が降るのも待つしかありません。
そして流れてきた流れ星にお願いして叶うまで待つ…20年後とか?プレイしていた世代がもう大人なんだよな…
まとめ
小さなブームを引き起こすか、クラウドファンディングで募集するとかSNSで宣伝しまくるとか、数少ないファンでも出来ることはあると思います。それで成功するかは分からないけど、行動を起こさない限り「流星のロックマン4」は復活しません。というか永遠に無理。
今回は売上本数から分析してみましたが、おそらく他にも探れば要因は色々と考えられると思います。ただ調べれば調べる程虚しくなるのは何故だろう…
「流星のロックマン4」というのが検索結果から表示されるように、未だに期待しているファンがいることはわかっています。でも期待しているだけではダメで、何か、大きなムーブメントを惹き起こせば変わるのでは無いか、とも僕は思ってます。
めちゃくちゃ長くなりましたが、以上!!
P.S.そういえば「流星のロックマン」の続編のための署名活動ってどうなったんだろう?