さてさて、最近メディア業界で大いに賑わっているこの話題、『welq』というインターネットの大企業『DeNA』が展開するサービスに、信頼性による不備や、著作権といった問題が関わっている件について、自分の中で色々思う事がありました。
そもそもコトの発端は「死にたい」で検索した際、商業サイトである『welq』が先にページが出るとはどういうコトだ。
「死にたい」検索トップの「welq」の記事、DeNAが広告削除 「不適切」指摘受け - ITmedia NEWS
一体あそこのSEO戦略はどうなっているんだ、と、確かそんな感じで取り上げられていました。
慌てたDeNAはすぐさま対処しました。これで終わればよかったのですが、その後も次々と問題発覚。
意味不明な記事で利用者の関心を引いたり、SEO戦略で何が何でも上位表示へ行ったり、著作権に問題があったり、そもそもアフィリエイトであったり、クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングのサイトで大量に記事を発注していたり……と。
あまりにも自分にとって関心の近いことばかりで、親近感も湧きました。
にしても凄いな…DeNA。
一体そんなSEO戦略どこに隠していたんだ……
まぁ、こうなっては元も子もありませんが……
責任者も給料カットに追い込まれるし…
ちなみにクラウドソーシングのサイトから記事受注していた方にはこんな告発文を書いています。
元welqライターからの告発(2016.11.26執筆) : クラウドワークス批評「労働組合つくったろか」
だったら、そもそもやらなきゃいいんじゃん…とも思いますが…
……
うん、そうだね。
だいたい書いてある事は自分がお仕事貰っているサイトと同じ感じかな。
ただ機密事項っぽいのをホイホイ出しちゃう時点で、ここではモラルが問われそう。
というより、案外大して稼げてない人なのかな?
というのは失礼ですね。すみません。
まぁ、取り敢えず色々あって炎上。
そのため、『welq』は一時閉鎖、更に『MERY』を除く『DeNAパレット』は全閉鎖へと追い込まれました。
ちなみに閉鎖には至らなかった『MERY』は、記事を9割削除するなどの事態へ……アドセンス大丈夫かな?
他にも提携していた広告主からは踏んだり蹴ったりへ。
結局全記事閉鎖へと追い込まれたのか…
ネットの力って恐ろしい……
そんなこともあり、今やネット界隈、特にメディア、キュレーションメディア界隈では話題の持ちきりです。
いや、余波が波及して迷惑受けているの間違いかな?
余波が広がってますね…https://t.co/pEbGm6e06L
— ヒラキドタイセイ【開戸大成】 (@asmdjjmxtnggtnt) 2016年12月3日
だけどこのメディアは相変わらず強いな〜っていう印象です。
「ネットがこのままではいけない…」NAVERまとめ生みの親がキュレーションの問題点と新方針を語る(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース
それと、この事件の温床となったクラウドワークスとランサーズが祭り上げられずよかった…ここも炎上とかになったら話にならないよ。
というわけで、色々とツラツラ長い事を述べていきましたが、要するにまだ言いたい事はあるのです。
それをこれから(これから!?)述べていきます。
キュレーションメディアの問題点
やはり大きいところは『著作権』でしょう。
キュレーションメディアとは他のコンテンツの良いとこ取りした物を集めて1つのコンテンツにした物です。
なので、自分たちが一生懸命に作ったコンテンツが、勝手に良いとこ取りされ、利益も得て、あろうことか自分たちのコンテンツより有名になっているなんて、そんなこと許せない!というのが大きい印象ですね。
もちろん許可を取り、了解を得ている、また自分の知識によるキュレーションなら許される?かもしれないのですが、ここら辺が曖昧、というよりメンドくさいのが印象ですね。
あと個人個人の著作権に対しての意識の差も問題ではないでしょうか?
あまり気にしない人、諦めている人、そして対をなす拘る人、気にする人。
どちらが悪いという訳ではありませんが、著作権による紛争はこの意識の差、『著作権意識低い勢』vs.『著作権意識高い勢』による紛争のように思えます。
(この場合、作る側、使われる側はどちらかとは判別しない。)
どうすればいい?
じゃあ、どうすればいいのか?というのが出てきます。
ここで『NAVERまとめ』を挙げますが、NAVERまとめの収益還元化が一番の近道かな?と思います。
これで多分『NAVERまとめ』は最強だと思う。実現したらだけどね!
それで多くがコレを実現したら良いと思うけど、そんな簡単じゃない。資金力の問題もあるし、何よりそこまでキュレーションに魅力を感じていない場合もあるんじゃないか?(それはないかな?)
更にもっというと、キュレーターの意識の差もあると思う。
ちゃんと書こう、著作権や一次情報に配慮しようと思う人もいる一方で、とりあえず書ければいいや、という人もいる可能性がある。
あるいは何が何だか分かってない人も……
更に、書いてくれる人員の確保も問題だ。
『welq』でも話題になったけど、クラウドソーシングに頼るのが一番手っ取り早い。どこかの誰かに書いてもらうよりも……
大抵、何でこんなメンドくさい事をタダでやらなくてはいけないんだ…と思わないかな?
(NAVERまとめで収益が手に入るのならば、金目当てで記事を書こうとするかもしれないが、そういう金しか目にない人間に限って収益は手に入らない場合が多い。何も考えず、収益なんて気にせず好きな事をまとめられる人に限って意外と収益は出やすい。何故なら、一番ユーザーに対して欲しい情報に近いからだ。
なので、収益目的で著作権に配慮しない輩が出てくるのは、出てくるかもしれないが、さして大した情報を提供できなければ勝手に消えてくれるので、この点は安心かも)
著作権という壁
でもキュレーションメディアの潮流は変えられない。
今やメディアの最先端を行くトレンドと行ってもいいと思う。多くの人が『NAVERまとめ』を見ているのも事実だし……
例え今回のような事態になっても、著作権が叫ばれても、キュレーションメディアは無くならいし、止まらない。止まらないったら止まらない。
もっというと、Twitterだって一種のキュレーションメディアじゃないか?多くの人の呟きをまとめて見れるという点で……
違うかな?
ただ、やっぱり著作権の壁は高すぎる。コレをどうにか打破しようにも、意外と著作権って複雑だし……権利者の許可が必要だったり、参考元書かなきゃだし、参考書籍だったら著作者、発行日とか色々と記入しなくてはいけないし……
もう、著作権ぶっ壊してくれたら……
なんて思うことも……
ただ勝手に使われる気持ちも分かる。
そう考えると、この人って偉大だな。
なぜ佐藤秀峰は「ブラックジャックによろしく」の著作権を放棄したのか|漫画貧乏 | アナブレ
僕はこうする!
僕は著作権を放棄することはできません。
でも、今やキュレーションメディアがユーザーにとってかけがえのない物になっているのも事実です。
実際、僕もキュレーションメディアは大好きです。
ではどうするか?
僕個人の施策として考えたのは、記事の一部の利用くらいは認めていいのではないか?
という事です。
せめて500文字くらいなら、引用みたいな感じなってしまいますが、コレならOKです。
個人的にはね。
ただ、僕の記事をキュレーションの材料にする際は必ず『【開戸事変】だぞ!テヘペロ☆』を入れて下さい。
必ずお願いします。
あ、ちなみに『テヘペロ☆』の『☆』の部分は『♡』でも『◯』でも何でもいいです。
ただし、全記事パクリは法的措置をとらせて頂きます。
AbemaTV主催ゲーム大会「Fresh!杯」の運営が雑すぎて炎上した件について(山本一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース
何はともあれ、Cygamesは良い会社だと思うんだけどなぁ……
あれ?締めの言葉違うかな?
以上です!
P.S.最近時事関係ばかりだなぁ……